ニュース
Twitterのジャック・ドーシーCEO、最高336人のレイオフを発表
Twitterの正式CEOに就任したばかりのジャック・ドーシー氏が、従業員の約8%をレイオフすると公開書簡で発表した。このリストラにより、「世界が必要とする強いTwitter」を目指すためのより目的に沿ったチームを構築するとしている。
米Twitterは10月13日(現地時間)、最高336人の従業員を解雇するリストラ計画を発表した。同社の正式CEOに就任したばかりのジャック・ドーシー氏による従業員宛公開書簡が米証券取引委員会(SEC)で公開された。
Twitterの会社概要によると、現在(2015年6月30日時点)の従業員数は4100人なので、約8%の人員削減になる。主に製品およびエンジニアリング部門を構造改革するとしている。同社の従業員の50%がエンジニアだ。
同社の従業員数は2013年の株式公開時は約2000人だったが、その後の多数の企業買収で倍以上になっていた。
書簡のタイトルは「よりフォーカスしたTwitter」となっており、書き出しは「われわれはTwitterをより成長させるためにリストラを実施している。この手のメールは通常、無駄な会社用語だらけになるものだが、私ははっきり説明しよう」だ。
リストラ対象の従業員には十分な退職手当と再就職先探しのサポートを提供する。
このリストラにより、より目的に沿ったチームを構築し、「世界が必要とする強いTwitter」を目指すという。
関連記事
- Twitter、「Moments」(コードネーム:Project Lightning)を米国で提供開始
Twitterが「Project Lightning」というコードネームで開発してきたジャック・ドーシー新CEO肝いりの新機能を「Moments」という名前で米国で公開した。稲妻アイコンをタップすると、Twitterがキュレーションした話題を閲覧できる。 - Twitterの正式CEOはジャック・ドーシー氏に決定 SquareのCEOも続投
Twitterが、7月から暫定CEOを務める共同創業者のジャック・ドーシー氏を正式CEOに指名した。同氏はモバイル決済サービスのSquareのCEOも続ける。 - Twitter、ログインしなくても話題のツイート表示が可能に
非ログインでのTwitter.comの表示が変わり、ログインしなくてもカテゴリー別の話題のツイートが表示されるようになった。 - Twitter、61%増益だがMAUの伸びは鈍く「価値伝達の方法を改善する」とジャック・ドーシー暫定CEO
Twitterの4〜6月期決算は売上高は61%増で純損失は6%縮小したが、MAUの伸びは鈍化しており、6月に暫定CEOに就任した共同創業者のジャック・ドーシー氏は「オーディエンスの成長には満足していない」と語った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.