「Nexus 5X」をiFixitが解剖──カメラはソニー製でQuick Charge 2.0チップ搭載
日本でも発売されたGoogleの新Nexus端末「Nexus 5X」をiFixitが分解し、詳しいリポートを公開した。背面カメラにはソニーのセンサーを採用し、QualcommのQuick Charge 2.0チップを搭載していることなどが分かった。
米Googleが10月19日に出荷を開始した5.2インチAndroid端末「Nexus 5X」を、米iFixitがさっそく分解し、リポートを公開した。
先代に当たる「Nexus 5」と同様に、シンプルなモジュール構造になっており、iFixit恒例の「修理しやすさ」の採点は10点満点の7点と高得点だった。
Nexus 5Xは9月30日に発表された韓国LG Electronics製のAndroid 6.0 Marshmallow搭載スマートフォン。日本ではGoogleストア、NTTドコモ、ソフトバンク(Y!mobile)から購入できる。Googleストアでの価格はSIMフリーの16Gバイトモデルが5万9300円だ(スペックはこちらの記事)。
使われているネジが標準的なものなので、ケースは市販のツールで簡単に開けることができる(開けると保証対象外になるが)。
バッテリーパックは粘着材で軽く接着されているが、損傷させずにはがせる。修理しにくいポイントは、最近のほとんどの端末と同様にディスプレイのガラスと液晶パネルが結合している点と、USB Type-Cのポートがマザーボードにはんだづけされている点という。
注目したいのは、米QualcommのQuick Charge 2.0チップ「SMB1358」を搭載している点。GoogleはNexus 5XがQuick Chargeをサポートするとは正式に発表していないが、将来的に使えるようになるのかもしれない。
Nexusチームが“可能な限り高性能なカメラ”と謳う背面カメラはソニーのIMX377を採用(カメラはNexus 6Pと共通)。RAMは韓国Samsung Electronics製、16Gバイトのストレージ(eMMC 5.0フラッシュメモリ)は東芝製であることが判明。
解剖は10月21日に行ったらしく、恒例の分解結果写真にはデロリアンのミニカーが写っている。
iFixitによる豊富な写真付きの詳しい解剖リポートはこちら。
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