Twitter、ワールドシリーズで「Moments」のテレビCM放映
Twitterを誰にでも理解できるサービスにすることを目指すTwitterが、米大リーグのワールドシリーズ中継で、新サービス「Moments」のテレビCMを放映した。
米Twitterは10月27日(現地時間)に放映された米大リーグ(MLB)のワールドシリーズで、初の「Moments」のCMを放映した。
30秒のこのCMは、大リーグの試合を見ながら投稿されたツイートや画像付きツイートが次々と表示され、Momentsの稲妻アイコンがアップになった後「Twitterを最大限に利用する新しい方法」というコピー、Twitterのロゴが表示されて終わるというものだ。
Twitterは同日の業績発表後の会見でこのCM放映を予告した。ジャック・ドーシーCEOは同職就任の際、「われわれがTwitterでこれから成すべきことは、Twitterを世界の誰にでも理解できるサービスにし、Twitterを日常的に使うツールとして愛していくれている人々に、さらなる実用性を提供することだ」と語っており、MomentsのCMはまだTwitterを利用していない人にTwitterの活用方法を紹介するのが目的のようだ。
だが、CMは画面が1〜2秒で切り替わるめまぐるしいものでナレーションが一切なく、Twitterを使ったことのない人がMomentsがどんなサービスなのかを理解するのは難しそうだ。米ITメディアEngadgetの編集者、アンソニー・クィンターノ氏は「Twitterを知らない人はMomentsはなおさら分からない。テレビCMキャンペーンの最悪な始め方だ」とツイートし、米Daring Fireballのジョン・グルーバー氏にいたっては「TwitterのワールドシリーズのCMはちんぷかんぷんだ。(関係者の)誰かがクビになるな」とツイートしている。
ちなみに、ワールドシリーズのMomentsはこちらで閲覧できる。
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