Windows 10の初メジャーアップデート公開 日本でもCortana利用が可能に
Microsoftが、「Windows 10」の初のメジャーアップデートを公開した。日本でもCortanaが利用できるようになった他、Skypeが統合され(プレビュー)、アプリを起動していなくても着信に返信する機能などが追加された。
米Microsoftは11月12日(現地時間)、「Windows 10」の初のメジャーアップデートをリリースしたと発表した。Windows Updateの設定にもよるが、PCおよびタブレットで自動アップデートが可能だ。Connected StandbyにしたXbox Oneでも自動アップデートする。
大小さまざまな新機能追加やパフォーマンスの改善が施された。米Ars Technicaによると、ビルドは10586で、「バージョン1511」(2015年の11月のアップデートを意味する)になる。
大きな新機能の1つは、日本でも「Cortana」が利用できるようになったことだ。予定の表示やリマインダーの作成を音声でできる。
起動が高速化され、Edgeブラウザのパフォーマンス/機能も改善された。また、Skypeの統合(プレビュー)やCortanaの手書き文字認識機能も追加された。SkypeがWindows 10のユニバーサルアプリになり、アクションセンターに届いたプッシュ通知から、Skypeアプリを起動せずに直接メッセージングや通話で返信できる「Quick Reply」機能が使えるようになった。
企業向け機能も多数改善された。同社のOS担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めるテリー・マイヤーソン氏は公式ブログで「この無償アップデートで、Windows 10は自信を持って企業への導入を勧められる成熟レベルに到達した」と語った。
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