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クリスマスイブに地球に近づく小惑星 NASAがその姿を公開
「クリスマスイブ・アステロイド」の姿をNASAが公開している。もちろん、サンタが地球に衝突するようなことはない。
12月24日に地球に近づく小惑星のレーダー画像を米航空宇宙局(NASA)が公開した。
小惑星は「2003 SD220」。レーダー画像はNASA深宇宙ネットワーク(DSN)ゴールドストーン局の70メートルアンテナで12月17日と22日にとらえた。細長い形をしているとみられ、長さは1.1キロほどだという。アレシボ天文台(プエルトリコ)が約300メートルのアンテナでとらえた画像も公開されている。
NASAによると、小惑星はクリスマスイブに地球から1100万キロの距離まで近づくが、これは地球と月の距離の28倍に当たり、地球には影響がないとしている。
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