熊本電気鉄道(熊本電鉄)は1月8日、「青ガエル」の愛称がある5101A号車を2月14日をもって引退させると発表した。
同車両は1954年から製造を始め、80年代前半まで東急電鉄で運行していた5000系電車(初代)。正面の2枚窓、下ぶくれの愛嬌ある顔つき、緑一色のカラーリングなどから「青ガエル」の愛称で親しまれ、そのうち1両が渋谷駅前に展示されている。
東急電鉄を引退後、熊本電鉄を含む地方私鉄に譲渡されたが、冷房化の改造ができないことや、部品の調達が難しくなったことから廃車が進み、現在では同電鉄が北熊本駅〜上熊本駅間で運行する車両のみとなっていた。
運行最終日は2月14日を予定し、13〜14日にかけて北熊本駅で引退イベントも実施する。引退後の車両は北熊本駅で保存し、イベントなどでお披露目されるという。
関連記事
- 新橋駅、戦前に閉鎖した「幻のホーム」活用へ 東京メトロ、アイデアを利用者から公募
東京メトロは、戦前に廃止された新橋駅の「幻のホーム」の活用案を募集すると発表した。 - 西武「黄色い6000系」運行 開業100周年記念で
西武鉄道は4月18日から「黄色い6000系電車」を運行。乗り入れ路線にも黄色い電車がお目見え。 - 「東京駅記念Suica」、発送時期を通知 来年3月の人も
JR東が「東京駅開業100周年記念Suica」の発送スケジュールを通知。来年3月にまでずれ込む人もいる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.