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横浜をイメージしたフォント「濱明朝」、クラウドファンディングで資金募る 文字を使ったオリジナルグッズも
横浜をイメージしたフォント「濱明朝」が開発資金をクラウドファンディングで募っている。
「AXIS Font」などを手がけるタイププロジェクトは1月12日、横浜をイメージした“都市フォント”「濱明朝」の開発を目指すクラウドファンディングを始めた。製品の先行予約のほか、フォントを使った名刺やバッグなどのコースを用意する。期間は4月10日まで。
「濱明朝」は港を往来するフェリーや水平線をイメージした横画、会場から望む建築群を表現したどっちりした太さのある縦画を持つ明朝体。横浜の街が持つイメージをデザインに取り入れており、地図やポスター、広告などでの利用を想定している。
見出しや本文、注釈、PCやスマートフォン向けとさまざまな用途に対応すべく、キャプション、テキスト、ヘッドライン、ディスプレイの4つのカテゴリーでそれぞれ6ウェイト、計24フォントのファミリーを用意する。現在までに1500字が完成しており、2017年6月の販売時には9500文字を収録予定だ。
支援は5000円からで、フォントのフルセット(9500文字)、ミニセット(1555文字)などを購入できる。オリジナル手ぬぐいや名刺、トートバッグなど、横浜の企業とコラボした商品も用意する。
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