ニュース
「Google X」は「X」になり、ロボット事業も統合──re/code報道
Googleの“ムーンショット工場”である「Google X」がAlphabet傘下の「X」になり、従来よりインキュベーター的な組織になるとre/codeが報じた。アンディ・ルービン氏退社後不在だったロボティクス部門のリーダーが決まり、同部門もX下に入る。
米Googleは自動運転車や「Project Loon」、「Project Wing」などの“ムーンショット”プロジェクトを統括する部門「Google X」を持ち株会社Alphabet傘下の事業とし、名称も「X」に改称すると、米re/codeが複数の情報筋の話として1月13日(現地時間)に報じた。
アンディ・ルービン氏の退社以来、リーダー不在だったロボティクス事業もX下に入る。米New York Timesによると、Googleは同事業統括者として元Nokiaのハンス・ピーター・ブロンドモ氏を採用したという。同氏のLinkedInには、1月からGoogle Xのロボット事業入りしたとある。
Xはよりインキュベーター的な組織になり、「Foundry」と呼ばれる昨秋立ち上げの部門がプロジェクトの成長を支援(あるいは中止を判断)するという。
関連記事
- Google、自動運転車プロジェクトを2016年にAlphabet傘下独立企業化か
Googleが「Google X」の1プロジェクトとして進めている自動運転車事業を来年Alphabet傘下の企業として独立させ、Uberと競合する配車サービスを展開する計画だとBloombergが報じた。 - Google、持ち株会社Alphabetへの移行を完了 Alphabetの社訓は「Do the right thing」
Googleが8月に発表した持株会社制への移行を完了したと発表した。Googleは新会社Alphabet傘下の子会社になる。Alphabetには、Googleの「Don't be evil」で有名な社訓とは別の、系列会社全体の社訓がある。 - Google、新持株会社Alphabetの傘下に入り、スンダー・ピチャイ氏がCEOに
Googleのラリー・ペイジCEOが、新たな持株会社Alphabetを設立してそのCEOに就任し、Googleを傘下の事業会社にすると発表した。GoogleのCEOには例年のGoogle I/Oを統括してきたスンダー・ピチャイ氏が就任する。 - “Androidの父”アンディ・ルービン氏、ガジェットメーカー支援企業を立ち上げ
“Androidの父”として知られる元Googleのアンディ・ルービン氏が、ガジェット製造を目指す新興企業を支援するインキュベーターPlayground Globalを立ち上げた。同氏はまた、Playground Globalに出資するVC、Redpointのパートナーに就任した。 - Google、配送ドローンプロジェクト「Project Wing」のテストを実施
Googleが、Amazonの「Prime Air」と競合するドローンによる配送サービスのテストをオーストラリアで実施した。Google Xで2年前に立ち上げた「Project Wing」というプロジェクトの一環という。(動画あり)
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.