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Android向け広告ブロックアプリ「Adblock Fast」、Google Playで復活
Googleが、開発者規約に違反したとしてGoogle Playから削除した広告ブロックアプリ「Adblock Fast」を、開発者の主張を認めて再度公開した。
米Googleが開発者規約に違反するとしてGoogle Playから削除した広告ブロックアプリ「Adblock Fast」が復活した。開発元の米Rocketshipが2月9日(現地時間)、ブログで発表した。
Adblock Fastは、Rocketshipが韓国Samsung Electronicsとの協力で開発した、Samsung製Webブラウザ「Samsung Internet」のコンテンツブロック機能を有効にするための拡張機能。
Rocketshipによると、Googleは2月1日に公開したAdblock Fastを4日ごろ削除したが、その後Rocketshipからの要請を受けて5日に同アプリを承認するというメールを送ってきたという。
GoogleはAdblock Fastが第三者の端末、サーバー、ネットワーク、またはその他の財産またはサービスへの妨害、中断、損害、または許可されていない態様でのアクセスとなる行為を行うことで規約に違反していると指摘したが、Rocketshipは同アプリはSamsungのAPIを使っているだけなので、そのような行為に関与していないと主張していた。
再公開と同時にバージョンを1.1.0にアップデートし、Android 4.0以降にサポート範囲を拡大した。
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