Samsung、Android版Webブラウザに広告ブロック機能追加
Samsung製Android端末にプリインストールされているWebブラウザ「Samsung Internet for Android」のバージョン4.0へのOTAアップデートで、AppleのiOS 9と同様のコンテンツブロッカー機能が追加される。まずはAndroid 6.0 Marshmallowで利用可能になる。
韓国Samsung Electronicsが自社製Android端末にプリインストールしているWebブラウザ「Samsung Internet for Android」に、近くOTAで配布されるバージョン4へのアップデートで広告ブロック機能が追加される。
まずはAndroid 6.0 Marshmallow以上搭載端末で利用可能になり、近いうちにAndroid 5.0 Lollipopも対応する見込み。この機能をサポートするモバイル向け広告ブロック拡張機能「Adblock Fast」を手掛ける米Rocketshipが2月1日(現地時間)に公式ブログで発表した。
この広告ブロック機能は、米AppleがiOS 9で追加した機能と同様に、サードパーティー製拡張機能を追加することで使えるようになる。Adblock FastはiOSのSafariとOperaブラウザにも対応している。
利用するには、Google PlayからAdblock Fastをインストールし、[Help]を押して表示される指示に従う。
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Rocketshipによると、広告をブロックすることにより、SamsungのWebブラウザでのページ読み込み速度は50%以上速くなるという。なお、Adblock Fastは米Googleのモバイル版Chromeブラウザはサポートしていない。
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