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おもちゃのマテル、Autodesk提携の300ドル家庭用3Dプリンタを発表
米玩具メーカー大手のMattelが、家庭用3Dプリンタ「ThingMaker 3D Printer」と、出力するおもちゃをデザインするためのiOS/Androidアプリ「ThingMaker Design App」を発表した。アプリは既に各アプリストアで公開されており、デザインしたおもちゃは他の3Dプリンタでも出力できる。
米玩具メーカー大手のMattelは2月15日(現地時間)、家庭用3Dプリンタ「ThingMaker 3D Printer」と3Dアプリ「ThingMaker Design App」を発表した。iOSおよびAndroidアプリは同日、それぞれのアプリストアで無料で公開された。米Amazon.comが同日、プリンタの予約受付を開始した。価格は299.99ドル(約3万4000円)で発売は今秋の予定だ。
アプリの開発では、米Autodeskと協力した。人形やロボット、装飾品など多様なおもちゃのテンプレートが用意されており、パーツを組み合わせることでオリジナルのおもちゃをデザインでき、ThingMaker以外の3Dプリンタでもデザインしたおもちゃを出力できる。
プリンタは、ドアロックや出力で熱くなるヘッドを子どもの手の届かないところに退避させる機能など、安全に使える工夫がこらされている。出力素材は一般的なPLAフィラメントで、専用カートリッジでセットする。
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