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伊能忠敬の測量に協力した約1万2000人のデータを公開 子孫の名乗り出、史料発掘呼びかけ
伊能忠敬の測量に関する資料を発掘・保存する伊能忠敬研究会は2月15日、当時測量に携わった約1万2000人の人名データベースを公開した。関係者の子孫に対し、伝承されているエピソードや関連古文書などの提供を呼びかけている。
江戸時代に行われた伊能忠敬の測量に関する資料を発掘・保存する伊能忠敬研究会は2月15日、当時測量に携わった約1万2000人の人名データベースを公開した。関係者の子孫に対し、伝承されているエピソードや関連古文書などの提供を呼びかけている。
伊能忠敬は1800年から16年にかけて全国を測量して歩き、「大日本沿海輿地全図」を作成した人物。同研究会によると「伊能測量は、幕府の理解、受け入れた諸藩、町村の膨大な協力により完成されたもの」であり、測量の隊員のほか、宿舎の提供者、作業の支援にあたった村方・町方などが協力しているが、現在残っている資料の大部分は伊能隊側のもので、地元側の記録が乏しいという。
地元側の史料の発掘や、子孫交流の場を生むことを目指し、伊能忠敬の「測量日記28巻」に掲載されている約1万2000人のデータを、都道府県別・市町村別に公開した。関係者の子孫に名乗り出てもらい、保存・伝承されている未公開史料を提供してくれるよう呼びかけている。
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