Samsung、球形のVRビデオカメラ「Gear 360」
Samsungが、VR HMD向けの360度動画/静止画を手軽に撮影できるコンパクトなVRカメラ「Gear 360」を発表した。Galaxy S6などでモニタリング/制御できる。
韓国Samsung Electronicsは2月21日(現地時間)、スペインのバルセロナで22日から開催の「Mobile World Congress(MWC) 2016」に合わせ、次期フラッグシップAndroid端末「Galaxy S7」と「Galaxy S7 edge」(現地レポート)およびVRカメラ「Gear 360」を発表した。価格や発売時期はまだ不明。
Gear 360は、直径約6センチのほぼ球形のVRカメラ。重さは153グラム。2台の1500万画素のCMOS魚眼カメラを搭載し、360度の静止画および動画を撮影できる。一部のGalaxyシリーズ(Galaxy S7/S7 edge/S6 edge+/Note 5/S6 edge/S6)と接続し、スマートフォン側でモニタリング/制御できる(本体には0.5インチのPMOLEDディスプレイを搭載)。
ほぼ球形だが底面は平らなのでそのまま設置でき、オプションで三脚も追加できる。
撮影できる動画の解像度は3840×1920ピクセル、静止画は3000万画素。カメラを1台だけ使って180度の動画/静止画を撮影することもできる。
撮影した静止画/動画は本体にセットしたmicroSD(128GBまでサポート)に保存できる他、連係するGalaxy端末やSNSサービス、Google Street Viewにも保存できる。
Gear 360という名前からも分かるように、同カメラで撮影したコンテンツは同社のVR HMD「Gear VR」で簡単に楽しめる。
韓国LG Electronicsも同日、次期フラッグシップ端末「LG G5」で使えるVR HMD「LG 360 VR」とVRカメラ「LG 360 CAM」を発表した。
変更履歴:当初「2眼3D-VRカメラ」としていましたが、カメラは2台でも重ねあわせたものであり、3D撮影はできないので「VRカメラ」に修正しました。不正確な記述についてお詫びいたします。[2016/2/22 14:25]
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