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IBM、Appleのプログラミング言語「Swift」をクラウド対応に
IBMとAppleの企業向けモバイルでの提携の一環として、IBMがクラウドサービス「Bluemix」上でAppleのプログラミング言語「Swift」を使えるようにした。これにより、モバイルアプリとそのバックエンドをエンドツーエンドで開発できるようになる。
米IBMは2月22日(現地時間)、米Appleのオープンソースのプログラミング言語「Swift」を同社のクラウドサービス「Bluemix」で使えるようにしたと発表した。
開発者が企業向けアプリを開発するためのSwiftランタイムと、パッケージ共有のための「Swift Package Catalog」のプレビュー版も公開した。
IBMはまた、Swiftで開発したWebフレームワーク「Kitura」もリリースした。このフレームワークにより、アプリ開発者はBluemix上でモバイルアプリとそのバックエンドサービスをエンドツーエンドで開発できるようになる。KituraはApache 2.0ライセンスの下、GitHubでオープンソースで公開された。
IBMとAppleは2014年7月に企業向けモバイルでの大規模提携を発表し、企業向けiOSソリューション「IBM MobileFirst for iOS」を提供している。
Bluemix上のSwiftに関する詳細はこちらのサイトにまとまっている。
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