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五輪エンブレム候補作、公式サイトで意見募集へ
五輪エンブレムの候補作について、一般から意見を募る方法が決定。公式サイトに専用のフォームを設置し、150文字までの自由記述で意見を募り、審査の参考にする。
2020年東京オリンピックのエンブレムについて、大会組織委員会は2月22日、一般からの意見を募る方法を決めた。候補作を公表した上で、公式サイトに設置した専用フォームから各作品への意見を募り、最終審査の参考にする。
エンブレムは昨年11月〜12月にネットで公募され、現在、4作品まで候補が絞り込まれている。今後、商標調査などの審査を行い、クリアした作品数点を公表する予定だ。
候補作の公表から10日間程度、公式サイトに意見募集フォームを設置。作品ごとに、応募要項で示した「スポーツの力」「日本らしさ・東京らしさ」などの7つのキーワードのうちどの印象を強く受けるかを選んだ上で、150文字までの自由記述で意見を送ってもらう。
ネット環境がない人も参加できるよう、はがきでも意見を受け付ける。
集まった意見は、組織委員会内でエンブレムを審査する「エンブレム委員会」に報告。委員会の審議になかった視点や評価を把握し、最終審査の参考にする。
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