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国産初のSL「233号機関車」、重要文化財に 京都鉄道博物館に展示
JR西日本が所有する国産初の量産型の蒸気機関車「233号機関車」が重要文化財に指定された。京都鉄道博物館に展示される。
JR西日本は3月11日、国産初の量産型の蒸気機関車「233号機関車」が重要文化財に指定されたと発表した。梅小路機関車庫(京都市)に続き、同社では2例目の重要文化財となる。
1903年から04年まで51両が製造された、国産初の量産型機関車。同社が所有する車両は、1903年に逓信省鉄道作業局が汽車製造合資会社に発注したもので、現存する最古の国産蒸気機関車だ。
同車両は国鉄高砂工場(兵庫県)で鉄道車両を移動させる「入換」に使われた後、1967年に鷹取工場(同県)で復元された。
文化庁は「蒸気機関車国産の先鞭をつけた形式の車両として、鉄道史、産業史上などに学術価値が高い」と評価しているという。
4月29日に開業する京都鉄道博物館の本館・入口正面に展示される。
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