Google、「Chromecast」アプリを「Google Cast」に改名 対応端末拡充を反映
Googleと提携するVIZIOが、メディアストリーミング技術「Google Cast」搭載のスマートTVを発表した。スマートフォンの4K動画を4Kのままストリーミングできる。これに合わせ、「Chromecast」アプリは「Google Cast」に改名された。
米Googleは3月22日(現地時間)、Android/iOS版メディアストリーミングアプリ「Chromecast」の名称を「Google Cast」に改名すると発表した。Google PlayおよびApp Storeで今週中に“ローリングアウト”する。
Chromecastアプリは、Googleの独自技術であるGoogle Castエンジンを採用するハードウェアに、スマートフォンやタブレット、PCの動画やオーディオなどのコンテンツをストリーミングするアプリ。
同社製のハードウェア「Chromecast」だけでなく、数社のサードパーティーがGoogle Cast採用のテレビやスピーカーを開発している。
アプリの名称変更の理由は、Googe Castエンジン搭載のサードパーティー製端末が増加してきたことを反映するためとGoogleは説明する。
Googleは同日、「Android TV」(旧Google TV)で提携する米VIZIOがGoogle Castエンジン搭載のスマートTVおよびスピーカーを立ち上げたことも発表した。
VIZIOのP-Seriesのテレビは、スマートフォンやPCにインストールしたGoogle Castアプリを使って、端末上のHuluやYouTubeの動画をボタン1つで4K Ultra HDの画質でストリーミングできる。
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