ワコム、Microsoftの「Windows Ink」対応Windows 10向けスタイラスをホリデーシーズンに発売へ
Windows 10の今夏のアップデートで利用できるようになる手書き機能「Windows Ink」に対応するスタイラスペンをワコムがホリデーシーズンに発売する計画を発表した。
ワコムは3月31日、米Microsoftとの提携により、「Windows 10」の今夏のアップデート「Windows 10 Anniversary Update」で利用できるようになる「Windows Ink」対応のスタイラスをホリデーシーズンに発売する計画を発表した。
Windows Inkは、タッチ対応ディスプレイを搭載するWindows 10端末(PCを含む)で、メモを書いたりバーチャルな付箋を貼ったりできる技術。Microsoftによると、「アナログな思考をデジタルの世界へ簡単にシェアできる新しい体験を提供」するという。
MicrosoftはBuild 2016の初日の基調講演で、Windows Ink対応スタイラスでOffice文書に定規を表示して直線を引いたり、ドキュメントの段落に波線を書くことで削除したり、マップに手書きで書き込んだルートの距離を表示したりするデモを披露した。また、米Adobe SystemsがIllustratorにWindows Inkを採用し、雲形定規機能を追加するとして動画を紹介した。
ワコムとの提携では、ワコムがMicrosoftから「Microsoft Pen」プロトコルのライセンス供与を受けることで、ワコム独自の「アクティブES方式」と「Microsoft Pen」の両方のプロトコルを搭載するスタイラスを開発できるようになった。
ワコムが現在iPadやSamsungの端末向けに販売しているスタイラスペンは、筆圧を感知し、OneNoteやEvernoteに対応する。
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