コーディング不要のWebサイト作成ツール、オラクルが国内提供
日本オラクルが、クラウド型ファイル共有サービス「Oracle Documents Cloud Service」のオプションとして、コーディング不要でWebサイトを作成できる「Oracle Sites Cloud Service」の提供を始めた。
日本オラクルは4月5日、コーディング不要のWebサイト作成サービス「Oracle Sites Cloud Service」の提供を始めた。同社の有料クラウドサービス上の画像やテキストなどをWebブラウザ上で組み合わせ、HTMLなどの専門知識がなくてもPCやスマートデバイスに対応するWebサイトを作成・公開できるという。
法人向けクラウド型ファイル共有サービス「Oracle Documents Cloud Service」(1ユーザー当たり月額1800円から)のオプションとして提供。同サービス内に保存している画像や動画、テキストなどをドラッグ&ドロップで配置したり、YouTubeなどの外部コンテンツを埋め込んだりして、レスポンシブデザインに対応するWebサイトを構築できる仕組みだ。
複数のデザインテンプレートを用意するほか、Webサイト構築ツール「Bootstrap」のレイアウトをインポートすることもできる。ユーザーが独自にJavaScript、HTML、CSSなどを用いてカスタマイズすることも可能だ。
サイトの公開/非公開は管理ページ上で切り替えられる。メンバー間のみで閲覧できるサイトを作成したり、複数のメンバーで1つのサイトを管理することも可能だ。基本料金は無料だが、月間の総転送データ量が250Mバイトを超えると、以降は5Gバイト分のパックを2500ドルで追加購入する必要がある。
主な利用シーンとして、製品資料ダウンロードサイトなどの短期間での制作や、限られたメンバーのみログインできる社内イントラの整備――などを想定する。比較的中小規模の企業の活用を見込んでいるという。
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