Google Keepにも“後で読む”機能追加 ラベルでの分類も可能に
GoogleのEvernote対抗メモツール「Google Keep」に、Webページをメモとラベル付きで保存する機能が追加された。Chromeブラウザの拡張機能も使えば、ほとんどの環境から後で読むためにWebページをラベル付きでGoogle Keepに保存できる。
米Googleは4月20日(現地時間)、Android/iOSおよびWebアプリで提供しているメモツール「Google Keep」をアップデートし、Webページをメモとラベル付きで保存できるようにしたと発表した。
Google Keepは、同社が2013年3月に公開した、Googleドライブベースのメモツール。Evernoteや米MicrosoftのOneNoteと競合する。付箋紙のようなカードに文字や画像、URL、手書き画像などを保存できる。
モバイル端末のWebブラウザでWebページを表示した状態で「共有」→「Google Keep」を選択し、(必要であれば)メモを入力し、リマインダーとラベルを設定して画面右上の「←」をタップするとGoogle Keepの画面にWebページが保存されたのが確認できる。
Google KeepにWebページを保存するとWebブラウザからGoogle Keepに移動してしまうのが少し不便だが、「ニュース」「レシピ」「時刻表」などの自作のラベルを付けることでまとめておけるので、後で読むときに便利だ。
この機能は、Chromeブラウザに拡張機能をインストールすることで、デスクトップでも利用できる。
ラベル機能は共有する場合だけでなく、純粋なメモやTo-Doリストにも付けられる。これまでGoogle Keepでは付箋紙の色分けしかできなかったが、ようやくEvernoteの「タグ」と同じような分類ができるようになった。
Googleは同日、メールアプリ「Inbox」でも似たようなWebページの保存機能(こちらもChrome拡張機能あり)を発表している。
関連記事
- Google Inboxにイベント情報まとめや“後で読む”まとめ機能
Googleのメールアプリ「Inbox」に、イベント関連メールの更新をまとめて確認できる機能、後で読みたいWebページをまとめておける「INBOXに保存」機能、ニュースレターの興味のあるコンテンツを見つけやすくする機能が追加された。 - Google Keep、次のアップデートで手書きに対応へ
Googleのクラウドメモアプリ「Google Keep」のAndroid版の次のアップデートで、手書き機能が追加される。競合するEvernoteやMicrosoftのOneNoteには既にある機能だ。 - 「Google Keep」(クラウドメモアプリ)のiOS版がようやく登場
Googleが2013年にWebとAndroid向けにリリースしたクラウドメモアプリ「Google Keep」のiOS版がようやく公開された。 - Googleドライブで同期するメモツール「Google Keep」登場 音声やカメラでの入力も可能
Googleが、Android端末とデスクトップで使えるメモツール「Google Keep」を公開した。音声入力や端末のカメラで撮影した写真もメモでき、Googleドライブでリアルタイムで同期する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.