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Google、デトロイト近郊に広大な自動運転技術開発センターを開設へ
自動運転車開発に取り組むGoogleが、米自動車産業の中心地であるデトロイト近郊のノバイ市に、約1500坪の技術開発センターを開設する。新モデルのベースになるPacificaのメーカー、Chryslerの本社から車で約30分の距離だ。
米Googleは5月25日(現地時間)、米ミシガン州ノバイ市に自動運転技術開発センターを開設すると発表した。年内に稼働を開始する。
ノバイ市は、米国の自動車産業の中心地であるデトロイトの近郊。センターの広さは5万3000平方フィート(約4923.8611平方メートル、約1500坪)だ。まずはFiat Chryslerとの提携による「2017 Chrysler Pacifica Hybrid」ベースの自動運転車開発に取り組む。
同社はGoogle+の投稿で「われわれの現在のパートナー企業の多くはミシガン州を拠点としているので、ここに地域拠点を持てば地元の最高の自動車開発の才能と協力しやすくなる」と語った。
Googleマップで見ると、ノバイ市からデトロイトの中心までや、Chrysler本社(FCA US)、米Ford Motor Companyの部品工場などへはいずれも車で約30分の距離だ。
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