Google、「アカウント情報」でiPhoneも探せるように
Googleが、1年前に公開したGoogle IDを一元管理するサービス「アカウント情報」に、端末を探す機能を追加した。Android端末だけでなく、iPhoneとiPadも探せる。
米Googleは6月1日(現地時間)、「My Account(日本ではアカウント情報)」の1周年を記念して、幾つかの新機能を追加したと発表した。
まず、同じアカウントでログインしているモバイル端末を探す機能が追加された。Googleは2013年に「Android デバイス マネージャー」というWebサービスを公開し、Android端末を探せるようにしてきたが、この機能をアカウント情報から使えるようにしたことに加え、iOS端末(iPhoneおよびiPad)も探せるようにした。
iOS端末に「Googleアプリ」をインストールしてGoogleアカウントでログインしていれば、アカウント情報の「スマートフォンを探す」の端末一覧にiOS端末も表示される。
(電話番号がある端末の場合は)着信音を鳴らせる。Android端末の場合はデバイスマネージャーから位置情報を確認できる。iOS端末の場合は着信音を鳴らすかリモートでGoogle IDからログアウトでき、後はiCloudへのリンクがあるだけだが、それでも一元管理できるのは便利だろう。
英語版Google検索を使っている場合は「I lost my phone(私のスマートフォンをなくしちゃった)」と音声入力すると、検索結果に端末の位置情報を示す地図が表示されるようにもなった。
また、まだ英語だけだが、Google検索で「Ok Google, show me my Google account(私のアカウント情報を見せて)」と音声で入力するとアカウント情報が開くようにもなった。この機能は英語以外にも“ローリングアウト”していくという。
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