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「Firefox 47」安定版リリース 同期タブ表示のサイドバー追加や13項目の脆弱性修正
MozillaがWebブラウザ「Firefox」をバージョン47に更新した。複数端末で開いているタブを一覧できるサイドバーの追加やVP9のサポート、「最高」2項目を含む13項目の脆弱性修正などが行われた。
米Mozilla Foundationは6月7日(現地時間)、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Firefox 47」をWindows、Mac、Linux、Android向けに公開した。
このアップデートで、Firefoxアカウントでログインしている端末間で同期するタブの一覧が、履歴メニューではなく、サイドバーに表示されるようになった。
また、ビデオコーデック技術「VP9」をサポートするようになり、高速なPCであれば高解像度の動画を滑らかに再生できるようになった。例えばメインの動画プレーヤーがHTML5ベースになっているYouTubeの動画の再生が従来より快適になるという。
Googleの「Widevine CDM」もサポートし、FirefoxにFlashなどの追加プラグインをインストールしていなくてもAmazonビデオなどのストリーミングを再生できるようになった。
セキュリティ関連では、重要度「最高」2項目を含む計13項目の脆弱性が修正された。
その他の変更点についてはリリースノートを参照されたい。
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