スマホ、タブレットからのメディア利用、全体の約3割に 10年連続上昇 博報堂DY調査
携帯・スマホ、タブレットからのメディア接触時間が全体の約30%に――博報堂DYメディアパートナーズが「メディア定点調査2016」の結果を公表した。
スマートフォンとタブレット経由のメディア接触が全体の約30%に――博報堂DYメディアパートナーズは6月20日、「メディア定点調査2016」の結果を公表した。調査開始から10年を迎え、モバイル端末の利用が伸び続けている。
メディア総接触時間は393.8分と、初の390分台となった。特に「携帯電話・スマートフォン」「タブレット」の伸びが大きく、「テレビ」「ラジオ」「新聞」「雑誌」も微増。「PC」は2011年をピークに減少傾向だ。
調査開始から10年間、シェアが伸び続けているのは「携帯・スマホ」(23%、前年20.9%)のみ。1日あたりの平均接触時間では、06年の11分から16年は90.7分となっている。
10年間のメディアイメージの変化を見ると、「携帯・スマホ」は「情報が早くて新しい」の上昇が目立つ。21.2%(06年)から67.0%(16年)と3倍以上になり、テレビやPCを抜いて1位になった。
他のメディアでは、「テレビ」は「分かりやすく伝えてくれる」(58.9%→69.3%)、「ラジオ」は「生活者の声に耳を傾けてくれる感じ」(21.6%→30.0%)、「新聞」は「ポリシーやメッセージを感じる」(38.1%→48.3%)、「雑誌」は「センスがいい・カッコいい」(22.5%→30.8%)、「PC」は「斬新な情報が多い」(31.4%→41.3%)――などのイメージが大きく上昇している。
調査は、15〜69歳の男女2543サンプルを対象に実施した。
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