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アジア大学ランキング、東大がトップ陥落、7位に 課題は資金と国際化
アジア大学ランキングで東京大学が3年連続の首位から7位に陥落した。日本の大学の課題は、資金の少なさと国際観の低さと指摘している。
英国の教育専門誌「Times Higher Education」は6月20日(現地時間)、2016年のアジア圏の大学ランキングを公表した。前年まで3年連続トップだった東京大学は7位に落ち込んだ。日本の大学の課題は、資金の少なさと国際観の低さと指摘している。
1位はシンガポール国立大学、2位は南洋理工大学(シンガポール)と北京大学(中国)、4位は香港大学、5位は清華大学(中国)。日本の大学の最上位は7位の東京大学で、以下、京都大学(11位)、東北大学(23位)、東京工業大学(24位)、大阪大学(30位)、名古屋大学(34位)などが並ぶ。トップ100位内には、前年より5校少ない14校がランクインした。
要素別の評価を見ると、上位各校と比較して東京大学は「International Outlook」(国際観)の数値が特に低いのが分かる。
同誌はシンガポールの躍進について、国際競争力を高めるための人材登用と、潤沢な投資や資金援助が政府により戦略的に行われていることを要因として分析。日本は大学の資金が諸外国と比べてはるかに少なく、海外との競争や国際化などで新たな価値を創造できていないと指摘している。
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