Twitter、動画を強化──投稿動画の長さを30秒→140秒に延長など3つの新機能
動画サービスに注力するTwitterが、これまで30秒までだった投稿動画の長さを最長140秒までに拡大する。6秒ループ動画の「Vine」にも関連する140秒動画をリンクできる(一部クリエイター向けテスト)。また、公式アプリでVineあるいは動画付きツイートをタップすると、全画面で再生するようになる。
米Twitterは6月21日(現地時間)、動画サービスへの注力の一環として、3つの新機能を発表した。
投稿できる動画の長さを30秒から140秒に Vineにも140秒動画オプション
2015年1月から追加された動画投稿機能で投稿できる動画の長さが、これまでの30秒から140秒(2分20秒)になる。
6秒ループ動画のVineでも、1部のユーザー向けに140秒までの動画を追加するオプションのテストを開始した。クリエイターは、ループ動画に140秒までの動画を連係させ、合間に動画広告「Amplify」を挟み込めるようになる。
対応するVineでは動画の右下に「WATCH MORE」ボタンが表示され、これをタップするとVineのコンテンツと関連する動画が全画面で表示される。
この機能は同日から順次利用可能になる。
動画の全画面再生(公式モバイルアプリで)
タイムラインに流れてきた動画およびVine付きツイートを開くと、動画が全画面で再生されるようになる。また、動画の下に、お勧め動画が表示される。
この機能はiOS版公式アプリでは向こう数週間でローリングアウトし、Androidアプリがそれに続く。
クリエイター向け解析iOSアプリ「Twitter Engage」(米国のみ)
「Twitter Engage」は、クリエイター向けの解析アプリ。誰が自分をメンションしているか、影響力のあるリツイート(RT)をしているのは誰かなどを含めた様々な解析が可能だ。このアプリは同日、米国kのApp Storeで無償で公開される。
同社によると、動画付きツイートは、2016年初めから50%以上増加しているという。
Twitterは前日には投稿する動画の品質を改善する技術を提供する米新興企業Magic Pony Technologyの買収を発表している。
関連記事
- Twitter、英AI企業Magic Pony買収で動画サービス強化へ
動画サービスに注力するTwitterが、動画圧縮や品質向上のための機械学習技術を手掛ける英Magic Pony Technologyを買収した。 - Twitter、公式アプリからのライブ配信が可能に
Twitterが、モバイル公式アプリ内からPeriscopeのライブ配信を投稿できるようにした。 - Vineに1タップで動画を連続再生できるボタン追加
モバイル版Vineアプリ(iOS/Android)に、1タップでチャンネルの動画を連続再生する「見る」ボタンが追加された。 - Twitter、グループチャットと30秒動画投稿機能を追加
ユーザー数の伸びが鈍化するTwitterが、LINEのようなグループチャット機能と、30秒の動画を投稿できる機能を追加すると発表した。動画投稿ツールはVineのような使い勝手だ。 - Twitterの動画広告、テレ朝が日本初採用 プロ野球オールスター戦中継で
広告入りの動画ツイート「Twitter Amplify」を日本で初めてテレビ朝日が採用。オールスター戦中継前に、選手のインタビュー動画を広告とともに配信する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.