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Apple、「iOS 10」のヘルスケアアプリの米国版にドナー登録ボタン追加へ
Appleの次期モバイルOS「iOS 10」の米国版「Health」アプリに、簡単に臓器移植のドナー登録ができるボタンが追加される。
米Appleは7月5日(現地時間)、今秋公開予定の次期モバイルOS「iOS 10」のプリインストールアプリ「Health(日本では「ヘルスケア)」に、臓器移植のドナー登録を簡単にできるボタンを追加すると発表した。まずは米国で利用できるようになる。
このサービスは、臓器提供を推進する米非営利団体Donate Life Americaとの協力によって提供する。
アプリを通じて登録した情報はDonate Life Americaが運営するドナーデータベースに直接送信される。
Donate Life Americaによると、米国では現在12万人以上の人々が臓器を待っており、1人が提供する臓器、角膜、組織は50人を救えるという。
Appleのジェフ・ウィリアムスCOO(最高執行責任者)は「Appleのミッションは常に、人々の生活を改善することだ。ヘルスケアアプリのアップデートにより、臓器提供についての知識を提供し、注意を喚起し、ドナー登録を簡易化する」と語った。
iOS 10の一般ユーザー向けのパブリックβ版はこちらから入手できる。正式版は今秋提供の予定だ。
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