Google、「Android Wear」搭載オリジナルスマートウォッチ2モデルを今秋投入?
Googleが、Android WearでもNexusブランドのオリジナル端末を2モデル発売するとAndroid Policeが報じた。いずれもラウンドフェイスで、大きい方はGPSとLTEに対応し、単体アプリが稼働するという。
米Googleが、次期Nexus端末発売後、初のオリジナルAndroid Wear端末も発売すると、米Android Policeが“10段階で9の確度”の情報として報じた。
端末は大小2モデルで、Nexusブランドになるという。Android Policeは大きい方のコードネームを「Angelfish」(エンゼルフィッシュ)、小さい方を「Swordfish」(メカジキ)としてそれぞれの仕様について説明した(ちなみに次期Nexusスマートフォンのコードネームは大きい方が「Marlin」(マカジキ)、小さい方は「Sailfish」(バショウカジキ)とされている)。
2つのスマートウォッチはいずれも文字盤が円形で、Angelfishの方が高機能という。
Angelfishの本体直径は43.5ミリ、厚さは14ミリとかなりごつい。厚みがあるのは、GPSとLTEに対応し、バッテリー持続時間が長いためのようだ。見た目は「Moto 360」よりもスポーティーで、本体の向かって右側に3つのボタンを備える。心拍計機能も搭載するという。色はダークグレーの「チタン」を含む数色になるとAndroid Policeは予想している。
Sailfishは直径42ミリ、厚さは0.8〜10.6ミリと薄手。全体的に「Pebble Time Round」に似たデザインという。GPSとLTEはサポートしないとみられる。色はシルバー、チタン、ローズゴールドの3色。
Sailfishは4月からGoogleストアで販売している着せ替えバンド「MODE」に対応するが、Angelfishはラグ(時計本体とバンドを接続する金具の部分)の形が特殊なため、MODEのバンドは使えないという。
Googleは5月の年次開発者会議「Google I/O 2016」で、今秋にAndroid Wear 2.0をリリースすると発表している。新バージョンでは、スマートフォンと接続せずに単体で動作するアプリが利用できる。この他、ウォッチフェイスのカスタマイズが柔軟になり、ディスプレイ上での手書き機能などが追加される。
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