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自走ロボットによる配達テスト、Starshipがロンドンでスタート
英新興ロボット企業のStarship Technologiesが、複数のテイクアウトサービス企業と協力し、自走ロボットによる食品配達テストをロンドンで開始する。6輪で歩道をゆっくり走り、半径約5キロまでの範囲への配達が可能だ。
英Starship Technologiesは7月6日(現地時間)、自走ロボットによる商品配達のテストをロンドン、ドイツのデュッセルドルフ、スイスのベルンで開始すると発表した。間もなく米国でもテストを開始するとしている。
ロンドンでのテストには、テイクアウトサービス大手のJust Eatと新興のProntoが参加する。Prontoでは、スマートフォンアプリでの注文の際にオプションとして「Starship」を選択できるようになる。価格は不明だが、コスト削減につながるとしている。
Starshipの自走ロボットは、大人の膝くらいの高さの6輪車。9台のカメラ、双方向オーディオ、各種センサーを搭載し、ロックできるケースにピザなどの食品や商品を入れて歩道を走行する。
完全に自動で走行するが、常にコントロールセンターで人が監視している。半径2〜3マイル(約3.2〜4.8キロ)の範囲に配達が可能だ。歩道上で自動的に人を避ける。無理やりケースのふたをこじあけようとするとアラームが鳴るようになっている。注文者は、注文時に入手した一意のコードをロボットに転送することでロックを解除できる。
Starshipは過去9カ月間、12カ国でロボットの自動走行テストを実施しており、約5000マイルを無事故で走破したとしている。
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