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Microsoft、「Skype for Linux Alpha」リリース Chromebookでのグループチャットも可能に
長くアップデートのなかったLinux版Skypeが、WebRTC採用の「Skype for Linux Alpha」として再登場した。また、Chromebookでの音声通話も可能になった。グループ音声通話も可能だ。
米Microsoft傘下のSkypeは7月13日(現地時間)、「Skype for Linux Alpha」を公開したと発表した。
Linux版Skypeは長くアップデートがなかった。Skype for Linux AlphaはWebRTC採用の新しいクライアントであり、既存のアプリとはユーザーインタフェースもかなり異なる。名前が示すようにまだ正式版ではなく、Microsoftは改善のためにフィードバックしてほしいとユーザーに呼び掛けた。
Skype for Linux AlphaはWindows、Mac、iOS、Android版のSkypeと通話できるが、旧Linux版(Ver.4.3.0.37以前)とは互換性がない。
同社はまた、ChromebookおよびLinux版Chromeブラウザで音声通話を可能にしたことも発表した。web.skype.comからログインすれば、1対1およびグループでの音声通話ができるようになった。こちらもWebRTCを採用しており、やはりAlpha版だ。
Linux版ChromeおよびChromebookでは、間もなく動画通話と一般電話およびスマートフォンへの電話が可能になるという。
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