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Microsoft、Windows 10版Skypeをユニバーサルアプリに
MicrosoftがWindows 10でのSkypeの提供方法を変更し、Skypeビデオとメッセージングに分かれている機能をユニバーサルアプリ「Skype Universal Windows Platform」に一本化する。まずはWindows Insider向けのプレビューをリリースする。
米Microsoft傘下のSkypeは3月24日(現地時間)、Windows 10向けの新たなSkypeアプリ「Skype Universal Windows Platform」(Skype UWP)のプレビュー版を、Windows Insider向けにリリースすると発表した。まずはデスクトップ版のみだが、Windows 10 Mobile版も後日リリースする予定という。
同社は昨年11月のWindows 10のアップデートで、Skypeのメッセージングと通話の機能をWindows 10のメッセージングと通話の機能に統合し、動画チャット用の「Skypeビデオ」アプリをリリースした。
だが、ユーザーからそれらのサービスを1カ所にまとめられるアプリを要望するフィードバックが多数寄せられたため、独立したSkypeのユニバーサルアプリを提供することにしたという。
今回のプレビュー版にはグループ音声/動画チャットなどがないが、段階的に追加していく計画だ。
従来版のSkypeアプリも当面併存するが、将来的には「Windows 10でのすべてのSkype体験をSkype UWPアプリに一本化していく」計画という。
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