突然終了した「アメリカ放題」無料キャンペーン再開 「お客様を混乱させた」 ソフトバンクが謝罪
ソフトバンクの「アメリカ放題」無料キャンペーンが再開。終了の告知が不十分だったため、「終わったと知らずに米国で通話やネットを利用し、高額請求を受けた」と訴えるユーザーが相次いでいた。
ソフトバンクは7月15日、米国滞在中に通話・ネットが使い放題になる「アメリカ放題」の無料キャンペーンを再開すると発表した。6月末に終了していたが、終了の告知が不十分だったため、「終わったと知らずに米国で通話やネットを利用し、高額請求を受けた」と訴えるユーザーが相次いでいた。
アメリカ放題は、iPhoneやiPadなど対象機種を使っている日本のソフトバンクユーザーが、米国内で電話かけ放題/パケット使い放題になるサービス。
開始した2014年から「サービス開始記念キャンペーン」として全ユーザーに申し込み不要・無料で提供。キャンペーンは当初「当面の間」続けるとし、期間を区切っていなかったが、今年6月末にキャンペーンを終了。7月1日から一部のユーザーは、改めて申し込みを行い、月額料金を支払わないと利用できなくなった。
キャンペーン終了をWebサイトで初めて告知したのは6月7日と終了まで1カ月を切っており、終了を知らせるSMSをユーザーに送り始めたのは6月24日と、終了まで1週間を切っていた。SMSを送った対象は、6月24日以降に米国でSprintネットワークに接続したユーザーのみで、日本にいたユーザーには届いていない――など、告知が不十分だったため、キャンペーンが終了したことを知らずに米国で通話やネットを利用し、数万円の請求が届いたと困惑するユーザーが続出していた。
同社は「十分な告知期間を設けられなかったことなどでお客さまを混乱させてしまったことを踏まえ、キャンペーンを再開する」と発表。「お客様にはたいへんご迷惑をおかけした」と謝罪した。キャンペーンの終了時期は未定だが、「終了する場合は十分な告知期間を設けて改めて知らせる」としている。
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