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宇宙ステーションを模した閉鎖環境に2週間滞在 JAXAが被験者を再募集 8月3日まで
JAXAが、国際宇宙ステーションを模した閉鎖環境に2週間滞在する被験者を一般募集。今年2月の実験に続き、2度目の募集となる。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月21日、国際宇宙ステーション(ISS)を模した閉鎖環境に2週間滞在する人材の一般募集を始めた。今年2月の実験に続く2度目の募集。被験者に協力費として38万円を支払う。応募は8月3日まで。
筑波宇宙センター(茨城・つくば市)にある宇宙を模した閉鎖環境下に、13泊14日にわたって滞在する実験。国際宇宙ステーション(ISS)での長期間滞在を想定し、外出やスマートフォンの持ち込みを禁じる。被験者は計算などの単純作業やロボットの製作、ディベートなどを行うほか、保存食を食べるなどして過ごし、ストレスの状態をチェック。結果は宇宙飛行士の精神面の健康管理に生かすという。
募集対象は20〜55歳の健康な男性で、定員は8人。実施日は9月13〜26日を予定している。Webサイトで氏名や電話番号などを入力して応募できる。
同様の実験は今年2月にも実施(関連記事)。8人の定員に対し、4000人以上の応募があったという。「今年度内にあと2回は実験を行う予定」(広報担当者)としている。
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