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「HoloLens Development Edition」、北米の全開発者と企業が購入可能に
Microsoftの複合現実HMD「HoloLens」の開発者版が、北米で購入しやすくなった。企業向けの管理者ツール付き「Commercial Suite」も発売された。HoloLensをスマートフォンやタブレット同様にMDMで管理できる。
米Microsoftは8月2日(現地時間)、3月に予約者を対象に発売した複合現実ヘッドマウントディスプレイ(MR HMD)「HoloLens Development Edition」の北米の全開発者および企業向け販売を開始したと発表した。最高5台までのHoloLensを購入できる。
また、新たに企業向けの「Microsoft HoloLens Commercial Suite」を発表した。開発者版ハードウェアと、セキュリティや管理用のエンタープライズ機能のパッケージになっている。例えばスマートフォンやタブレット向けと同様のモバイル端末管理(MDM)機能や「Azure Active Directory」をサポートし、VPN機能も搭載する。Commercial Suite利用企業の従業員は、社外でもHoloLensで社内サービスにログインできる。
HoloLens Development Editionの販売価格は3000ドル(約30万円)。Commercial Suiteの価格は購入台数によって異なるようだ。同端末の北米以外での販売予定についてはまだ発表されていない。
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