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Pinterest、“後で読む”のInstapaperを買収
2013年にBetaworks傘下に入った“後で読む”ツールのInstapaperが、画像共有サービスのPinterestに買収された。Instapaperのサービスは継続し、Pinterestの「リッチピン」などのサービス強化に貢献していく。
Webページを“後で読む”ためのツール「Instapaper」を提供する米Instapaperは8月23日(現地時間)、米画像共有サービスのPinterestに参加する(買収された)と発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。
Instapaperは、2008年にマルコ・アーメント氏が開発・公開した、Webページをブックマークしておき、後で読むためのオンラインサービス。無料のWebアプリ、iOS/Androidアプリと有料のプレミアムサービスがある。2013年4月に米Betaworksが買収した。
買収完了後も独立した子会社として、従来通りサービスを提供していく。ただし、開発者向けに提供してきた有料のパーシングツール(ページから本文テキスト部分を抽出するツール)の提供は11月1日に終了する。
Instapaperは発表文で「PinterestとInstapaperには共通する部分が多くある。Pinterestに参加することで、共通のミッションをより大きなスケールで達成するために必要なリソースと体験を得ることができる」と語った。
Instapaperの技術はPinterestの検索機能だけでなく、法人向けの「リッチピン」サービスの強化にも貢献できるとしている。
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