Dell、EMCの買収完了で「Dell Technologies」誕生 EMCは「Dell EMC」に
Dellが、総額670億ドルのEMC買収を完了し、Dell Technologiesを設立した。EMCはDell EMCとなり、VMwareなどとともにDell Technologies傘下の独立子会社になる。
米Dell Technologies(旧Dell)は9月7日(現地時間)、2015年10月に発表した総額670億ドルでの米EMCの買収を完了したと発表した。これにより、世界最大の非公開テクノロジー企業群が誕生したとしている。
EMCはDell EMCという社名になり、DellおよびEMC傘下のPivotal、SecureWorks、VMwareとともに、Dell Technologies傘下の独立子会社という位置付けになる。Dell Technologiesは非公開企業だが、VMwareなどの公開企業は上場を維持する。
デル氏はDell Technologiesの会長兼CEOに加え、VMwareの会長にも就任する。前会長のジョセフ・トゥッチ氏は辞任する。パット・ゲルシンガー氏はVMwareのCEOに留まる。
同氏は発表文で、「世界は刻々と、よりインテリジェントに、より接続されつつあり、広範囲のIoT(モノのインターネット)で結び付けられつつあり、われわれの顧客が素晴らしいことを実行するための道を開いている。これがDell Technologies設立の理由だ。われわれは、製品、サービス、人材、グローバルな規模を持ち、大小の顧客のIT事業の改革を導く触媒となれる」と語った。
Dell Technologiesは、PC、サーバ、ストレージ、仮想化、クラウド、セキュリティと、幅広いIT領域を網羅することになる。総従業員数は14万人、180カ国でサービスを提供する。
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