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Dell、EMCを約670億ドルで買収と正式発表

Dellがストレージ大手のEMCを約670億ドル(約8兆円)で買収することで合意したと正式に発表した。

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 米Dellと米EMCは10月12日(現地時間)、DellがIT系投資ファンドの米Silver LakeなどとEMCを買収することで合意に達したと発表した。買収総額は約670億ドル(約8兆円)で、取引は2016年5月〜10月に完了の見込み。

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EMCの公式Webサイト
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EMCのジョー・トゥッチ会長兼CEO(左)とDellのマイケル・デル会長兼CEO

 買収側は、Dell、Dellの創業者のマイケル・デル会長兼CEO、投資ファンドの米MSD Partners、Temasek。EMCを、その傘下のVMwareやRSAなどを含めて買収する。

 両社は発表文で「DellとEMCの組み合わせにより、世界最大の統合テクノロジー企業が誕生する」としている。「新企業は両社の製品ポートフォリオ、販売チーム、研究開発投資戦略を統合することで、2兆ドル規模の情報テクノロジー市場のリーダーとなる」としている。

 VMwareは独立した公開企業として存続する。

 Dellは2013年、デル氏が同社を買収し、非公開化した。

 EMCはクラウドやビッグデータ分野に強い企業向けストレージ大手企業。VMwareの他、コンバージドインフラのVNC、PaaSなどのPivotal、セキュリティのRSAを傘下に持ち、従業員数は7万人以上に上る。

 IT関連企業同士の買収としては、2001年の米Hewlett-Packard(HP)による米Compaqの買収(25億ドル)、2014年の米Facebookによる米WhatsAppの買収(19億ドル)をはるかに超える過去最大規模になる。

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