1分で分かる デルのビジネス戦略

» 2013年12月10日 08時30分 公開
[ITmedia]

 米DELLは2014年で創業30周年目、日本法人は2013年に20周年を迎えた。近年では、総額130億ドル、計19社の買収によるエンタープライズソリューション強化を行い、「エンド・ツー・エンド・ソリューション・プロバイダー」への変革を図っている。

 「クラウド」「ビッグデータ」「BYOD(Bring Yourself Own Device)」といった昨今のITトレンドから、「セキュリティ」「災害対策」といった企業を取り巻くIT課題に至るまで、全てのITインフラを支えるソリューションを顧客の要望に合わせ、最適な形で提供することをデルの強みとしている。同社は、PCメーカーであった時代から、「オープン」「スタンダード」をそのソリューションの軸としてきた。例えば、さまざまなベンダーの製品が混在するようなデータセンターにおいても、サーバ、ストレージ、ネットワークといったエンタープライズソリューションは高いパフォーマンスとコスト効率性を同時に発揮する。これにより、顧客のIT環境を制限せず、中・長期に渡るIT投資計画であっても、それに合わせた柔軟な拡張が可能となる。

 今後、より力を入れていくソリューション分野が「セキュリティ」だ。例えば、セキュリティ運用・管理サービスの「SecureWorks」、次世代ファイアウォールの「SonicWALL」、デル・ソフトウェアのソフトウェアセキュリティソリューションなどが軸となる。中でも、1日あたり約380億個のセキュリティイベント処理能力を有するSecureWorksのサービスがデルのセキュリティの中心的役割を担うとしている。(執筆協力:デル株式会社)

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