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東京ヴェルディ、「eスポーツ」プロチーム設立 ゲーム「FIFA」プロ選手を公募
東京ヴェルディが「eスポーツ」のプロチームを設立すると発表。サッカーゲーム「FIFA」の専属プレイヤーを公募する。
東京ヴェルディ1969フットボールクラブは9月8日、競技としてビデオゲームの腕を競う「eスポーツ」のプロチームを設立すると発表し、専属プレイヤーの公募を始めた。Jリーグ所属のクラブチームの運営会社が、eスポーツの部門を立ち上げるのは初めて。
eスポーツは、野球やサッカーなど一般のスポーツと同様に、競技としてコンピューターゲームの腕を競い合うもの。海外では“プロスポーツ”という認知が浸透し、プロリーグやプロチームが存在するが、日本では競技者数が少なく発展途上にある(関連記事)。
設立するのはサッカーゲーム「FIFA」のプロチーム。専属プレイヤーの募集資格は「日本国籍を持つ18歳以上の日本人」などが条件だが、大会・チーム参加経験があり、優秀な成績を収めている人を優遇するという。氏名や住所のほか、Twitterアカウント、FIFAのプレー歴、1日の平均練習時間などを記入してメールで応募できる。締め切りは9月23日午後6時まで。
同社によると、Webやゲームとの親和性があるeスポーツを通じ、リアルのフットボール部門以外の新しいファンやスポンサーの獲得を目指すという。将来的には、eスポーツ部門のファンや収益を、フットボール部門にも活用するとしている。
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