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Dropbox、macOS Sierraでのエラーや同期問題の対策を公開

macOS Sierraの新機能であるデスクトップと書類フォルダの自動同期を有効にすると、Dropboxでの同期の際に問題が発生する可能性があるとして、Dropboxがヘルプセンターで対策を説明した。

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 米Dropboxは9月20日(現地時間)、米Appleが同日公開した「macOS Sierra」の正式版でのDropboxの利用で発生する不具合について、ヘルプセンターで対策を説明した。

 dropbox 1

 macOS Sierraにアップグレードすると、Dropboxを最新バージョンに更新していても、以下のような問題が発生することがあるという。

  • Dropboxにファイルを移動すると、エラーメッセージが表示される
  • Dropboxフォルダまたはフォルダ内のファイルに不明な同期アイコンが表示される

 上記のような問題は、Sierraの新機能、iCloudにデスクトップと書類フォルダのファイルをすべて自動的に同期する機能を有効にしている場合に発生する。この機能はSierraのアップグレード作業の途中で有効にするかどうかを選べる。

 dropbox 2
iCloudとの自動同期を有効にすると、デスクトップと書類フォルダの中身がすべて端末からiCloudに移動してしまう

 対策としては、まずDropboxを最新バージョンに更新し、Dropboxをデフォルトの場所に移動する(移動方法)。さらにiCloudの通知を無効にすればエラーメッセージは表示されなくなる。

 Dropboxによると、DropboxとiCloudの両方を併用することはできるが、DropboxではiCloudが同期するファイルをDropboxでも同期できる設定をサポートしていないため、上記の問題が発生するという。

 Dropboxがデフォルト設定のままあれば、iCloudがDropboxファイルを削除することはないが、以下のすべての項目に該当する場合は、iCloudがファイルのローカルコピーを削除し、stubファイル(.icloud)と置き換える可能性がある(つまり、Dropboxのデータが失われる可能性がある)。

  • Dropboxフォルダの名前を変更している
  • Dropboxフォルダをデフォルトではない場所に保管している
  • iCloudの同期を有効にしている
  • iCloudの[ストレージを最適化]を有効にしている

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