東宝は9月23日、新海誠監督の映画「君の名は。」が興行収入100億円を突破したと発表した。2016年公開の邦画洋画で第1位(興行通信社調べ)となる。
8月26日の公開初日から9月22日までの28日間で観客動員数は774万人、興行収入は100億円を記録。10代から20代にとどまらない幅広い年齢層が劇場に足を運び、全国でチケット完売が相次いだという。さらに89の国と地域で配給が決定し、第64回サン・セバスチャン国際映画祭での公式上映や、第21回釜山国際映画祭のガラ・プレゼンテーション部門への公式出品が決定している。
同映画は公開3日間で観客動員数95万人、興行収入12億円を記録するなど、驚きのスピードで数字を伸ばしていた。劇中の舞台となった場所を訪れる「聖地巡礼」を巡って、製作委員会が注意喚起を行うなど、人気が社会現象に発展している。
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