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「Pokemon GO」を支えるのは「Google Cloud」──日本での立ち上げ裏話も

Googleが、「Google Cloud」のユーザー事例として、人気ゲーム「Pokemon GO」でのNianticとの協力について紹介した。

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 米Googleは9月29日(現地時間)、同日発表した「Google Cloud」のユーザー事例として、「Pokemon GO」を運営する米Nianticとの協力について紹介した。

 NianticはGoogleからスピンアウトした企業ということもあり、「Ingress」およびPokemon GOのインフラとしてGoogle Cloudを採用している。

 Pokemon GOの7月4日のオーストラリアとニュージーランドでの立ち上げでは、提供開始15分後には当初Nianticが予想していた50倍ものトラフィックが発生し、NianticはGoogleの新サポートチーム「Customer Reliability Engineering(CRE)」に電話で助けを求めたという。

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Pokemon GOのトラフィックは予想の50倍だった

 両社が密接に協力することで、世界記録にもなったゲームの急成長を乗り切ったとしている。

 Pokemon GOのアプリケーションロジックは同社の「Google Container Engine(GKE)」で稼働している。GKEはオープンソースの「Docker」管理ツール「Kubernetes」をベースにした、Google Compute Engineの仮想マシン(VM)で利用できる管理ツールだ。

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Google Container Engine

 CREチームは、7月22日の日本での大規模な立ち上げの前に、GKEをサービスを停止せずにアップデートすることに成功した。GKEをアップデートしたことで、新規ユーザー数が米国での立ち上げの3倍にもなった日本での立ち上げを、大きな問題もなく成功させられたとしている。

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