ニュース
Samsung製スマートフォン、対策品でも航空機内で発火か 米国で運航中止に
「GALAXY Note 7」とみられるSamsung製スマートフォンが、出発前の航空機内で発火する事件が発生。乗客乗員にケガはなし。
米Southwest航空の旅客機内で、乗客が持っていたSamsung製のスマートフォンが発火する事故が発生。乗客は機外に避難し、同航空はこの便の運航を中止した――10月5日(米国時間)にCNNなど複数の米メディアが伝えた。
事故が発生したのはケンタッキー州ルイビル国際空港からメリーランド州ボルチモアへ向かう出発前の国内便で、持ち主はスマートフォンの電源をオフにしてポケットに入れていたところ、はじけるような音とともに煙が発生。本体をポケットから取り出して床に放り投げたという。乗客乗員にケガはなく、同便の乗客は別便で目的地へ向かった。
Samsungが8月に発売した「GALAXY Note 7」は、バッテリーが発火する事故が相次ぎ、全世界でリコールを実施。しかし、対策品への交換後も不具合が発生するとの報告があり、持ち主によれば今回発火した製品もリコール後に対策品へ交換したGALAXY Note 7だったという。日本国内では未発売。
サムスンは、「端末を回収するまで、GALAXY Note 7に関する事故かは確認できない」というコメントを発表している。
関連記事
- 発火報告多数の「Galaxy Note7」、米国で正式リコールに
バッテリーの異常加熱や発火の報告が相次いだSamsungの「Galaxy Note7」(日本では未発売)について、米消費者製品安全委員会(CPSC)が正式なリコールを発表した。対象になるのは9月15日までに購入された約100万台だ。 - 爆発報告相次ぐ「Galaxy Note7」、米当局も使用中止を呼び掛け
Samsungが8月に米国などで発売(日本では未発売)した最新Android端末「Galaxy Note7」で相次ぐ発火・爆発事故の報告を受け、米連邦航空局(FAA)、日本の国土交通省、米消費者製品安全委員会(CPSC)が使用中止などを勧告した。 - Samsung、「Galaxy Note7」250万台を自主回収 バッテリー異常で
Samsungが8月に米国や韓国で発売したスタイラス付きスマートフォン「Galaxy Note7」の自主回収を発表した。10カ国で出荷した250万台を回収する。同端末については充電中に爆発あるいは発火したという報告がこれまでに35件あったという。 - Samsung、「Galaxy Note 7」の出荷を延期──Reuters報道
Samsungが、8月19日に一部の地域で発売したノート型Androidスマートフォン「Galaxy Note 7」を“品質制御テストのため”出荷を延期したとReutersに語った。 - 本体+Sペンが防水仕様、虹彩認証にも対応した「Galaxy Note7」登場
Samsung Electronicsが「Galaxy Note7」を8月19日に世界で発売する(日本での発売は未定)。左右の端が曲がったエッジディスプレイ(5.7型Super AMOLED)を採用。Sペンも防水・防塵対応となったほか、ペン先がさらに細く、筆圧感知も向上した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.