ハリウッド版「GHOST IN THE SHELL」の東京発イベントで2分30秒トレーラー初公開:バトーさんも初お目見え
日本の士郎正宗作品「攻殻機動隊」のハリウッド版実写映画「GHOST IN THE SHELL」のイベントが東京で開催され、監督が配役などについて語った。2分30秒のトレーラーも公開された(記事に転載)。
米Paramount Picturesは11月13日、東京で「GHOST IN THE SHELL エクスクルーシブ・イベント」を開催し、2017年4月封切り予定の映画「GHOST IN THE SHELL」の2分30秒のトレーラー(記事末に転載)を公開した。
同映画のトレーラーは10月に短いものが公開されているが、今回のトレーラーで初めて舞台となる都市の様子や、ピルウ・アスベックが演じる少佐のチームメンバー「バトー」の戦闘シーンがお目見えした。押井守監督映画「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の実写での再現のようなシーンもある。
プロデューサーのスティーブン・ポール氏は以前、映画の舞台は「国際的な世界」だと語ったが、トレーラーにはカタカナや漢字の広告塔がそびえる、映画「ブレードランナー」を思わせるような都市が映っている。
イベントにはルパート・サンダース監督、“少佐”(原作では草薙素子)役のスカーレット・ヨハンソン、荒巻大輔役の北野武などが登場し、クリス・ペプラーの司会で進められた。
日本人(全身義体ではあるが)の少佐を白人であるヨハンソンが演じることについては、米国では「White Washing(ホワイト・ウォッシング、白人化)」だとして批判する向きもある。イベントでサンダース監督はヨハンソンを少佐役にしたことについて「私にとって、スカーレット(ヨハンソン)は一緒に映画を作りたい素晴らしい俳優の1人だ。彼女は20年以上のキャリアとサイバーパンクな美学を併せ持つ。『ロスト・イン・トランスレーション』から『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』まで、エッジの効いた映画に出演しているスカーレットの素晴らしいスタイル、振る舞い、タフさは私にとっての少佐そのものだ」と語った。
同映画の原作「攻殻機動隊」は、1989年に出版された士郎正宗のSFマンガ。Paramount Pictures傘下のDreamWorks Studiosが2008年に映画化権を獲得した。
「GHOST IN THE SHELL」の封切りは、日本でも2017年4月の予定だ。
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