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Touch Bar付き13インチ「MacBook Pro」をiFixitが分解──SSDの交換はほぼ無理
Appleの新しいTouch Bar付き13インチ「MacBook Pro」をiFixitが分解した。“修理しやすさ”は最低の1/10点。プロセッサやRAMだけでなく、SSDもメインボードにはんだ付けされている他、パワースイッチ周りも修理が難しいとしている。
米Appleの一連のモバイル製品の分解マニュアルを掲載しているWebサイトiFixitが11月15日(現地時間)、米Appleが10月27日に発表した新しい「MacBook Pro」のTouch Bar付き13インチモデルの分解レポートを公開した。
同時に発表されたTouch Barなしの13インチモデルとサイズは同じだが、重さが20グラム軽いのはバッテリーの違いであることなどがこの分解で分かった。
恒例の“修理しやすさ”判定は、10点満点中1点。Touch IDセンサーがパワースイッチと一体となっており、ロジックボード上にはんだ付けされているT1プロセッサと接続しているため、パワースイッチが壊れたらロジックボードごと交換しなければならない。プロセッサだけでなく、RAMとSSDまでがロジックボードにはんだ付けされている。つまり、SSDを後から拡張できない。バッテリーはケースに接着剤で固定されており、こちらも交換は難しい。
iFixitが分解したMacBook ProのRAMはSamsung製の4GB×2枚で8GB、SSDはSanDisk製、Wi-Fiモジュールは村田製作所製だった。
詳細は、iFixitによる分解レポートを参照されたい。
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