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Appleのヘルスケア幹部、松岡陽子氏が退社のうわさ
Appleが力を入れるヘルスケア部門に5月に幹部として迎えられたロボット工学専門家の松岡陽子氏が退社したと複数の米メディアが報じた。
米Appleのヘルスケア部門にこの5月に幹部として迎えられたばかりの松岡陽子(Yoky Matsuoka)氏が退社したと、米BloombergやFinancial Timesが、それぞれの情報筋の話として報じた。
12月3日(現地時間)付のFinancial Timesによると、情報筋の1人は同氏が自身のスタートアップを立ち上げると、別の情報筋は円満退社だと語ったという。
松岡氏は自身の公式Twitterで5月以降ツイートしていない。
同氏は米Googleの「Google X」の共同創業者で、Alphabet(Googleの親会社)傘下のNestの幹部も務めたロボット工学専門家。2014年にNestがGoogleに買収された際に同社を離れた。Appleではジェフ・ウィリアムスCOO(最高執行責任者)直属で、「HealthKit」「ResearchKit」「CareKit」などのヘルスケアプロジェクトに取り組んでいた。
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