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「カラーがガイナックスを提訴」報道でガイナックスが謝罪 「関係者の皆さまに多大なご心配をおかけした」
アニメ制作会社のガイナックスが、庵野秀明監督が代表を務めるカラーから提訴されたとの報道を受け謝罪コメントを発表。
アニメ制作会社・ガイナックスは12月6日、アニメ監督の庵野秀明さんが代表を務めるアニメ制作会社・カラーがガイナックスを提訴したと報じられている件について、公式Webサイトに謝罪文を掲載した。「関係者の皆さまには、多大なるご心配をおかけしましたこと、誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます」としている。
ガイナックスは、2006年まで庵野さんが監督として在籍し、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」などを制作した会社。毎日新聞などの報道によれば、同社はカラーに対して約1億円の債務があり、返済が滞っていたため、カラーが約1億円の支払いを求めてガイナックスを提訴したという。
報道を受け、ガイナックスは「関係者の皆さまにご心配をおかけしました」と謝罪。「米子をはじめ、福島、京都、新潟、GAINAXWEST、それぞれで活動しております各社に対しても、資本関係がない中、少なからず不安を与えてしまったことも誠に遺憾」とした。
今後、組織再編や一部の業務整理、会社移転などを実行し「ガイナックス本来のあるべき姿に立ち戻り、企画プロデュースを中心とした企業として再生を行う」としている。
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