「Windows 10」の次期大型更新で「Game Mode」などゲーム関連新機能
Microsoftのゲーム担当責任者が、今春実施予定の次期大型アップデート「Creators Update」で追加する実況機能「Beam」やPCでのゲーム性能を強化する「Game Mode」などの新機能について説明した。
米Microsoftは1月13日(現地時間)、「Windows 10」で今春実施予定の次期大規模アップデート「Creators Update(コードネーム:Redstone 2)」で追加するゲーム関連の新機能について発表した。
「Beam」でのゲーム実況はPCでも可能([Win]+[G]→配信ボタンで起動)
ゲーム実況機能「Beam」については昨年10月に紹介されているが、この機能がXbox Oneだけでなく、PCでも利用できることがはっきりした。PCでは、[Win]+[G]のショートカットキーでゲームバーを表示し、配信ボタンをクリックすることで開始できる。
Beamは、Microsoftが2016年8月に買収したインタラクティブゲーム実況サービス企業Beamのサービス。Windows 10に統合されるので、別途アプリをインストールする必要はない(Xbox Liveのアカウントは必要)。
ゲーム高速化機能「Game Mode」はWin32ゲームもサポート
「Game Mode」は、PCでのゲーミング性能を強化する新機能。具体的な仕組みや適用方法についてはまだ説明されていないが、この機能でPCでのゲームプレイが快適になるとしている。
XboxおよびWindowsプラットフォームのパートナーディレクターを務めるマイク・イバラ氏は自身のTwitterで、この機能はUWP(Windows Storeで販売するユニバーサルアプリ)だけでなく、古いWin32のゲームもサポートするとツイートした。
なお、Game Modeは1月12日配信の開発プレビュー版「Build 15007」でメニューは表示されるが、まだ機能しない。
この他、Xbox Oneの「Guide」機能の改善、Xbox Liveのソーシャル機能の向上、「World of Tanks」などでのトーナメント機能などが追加される。
Creators Updateの具体的な日程はまだ発表されていないが、米MSPoweruserによると4月の可能性が高いという。
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