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即売会で電子書籍の“手売り”を可能に BOOK☆WALKER、専用カードを試験提供 まずコミティアで
同人誌即売会で電子書籍を“手売り”するためのカード「BWインディーズ カード」の試験提供をブックウォーカーが始めた。
電子書籍販売サイト「BOOK☆WALKER」を運営するブックウォーカーはこのほど、同人誌即売会で電子書籍を“手売り”するためのカード「BWインディーズ カード」の試験提供を始めた。カード裏面のコードを専用サイトに入力すると、同人誌の電子版をスマートフォンなどにダウンロードできる仕組み。同人誌印刷所・ねこのしっぽの印刷オプションとして、まず「COMITIA 119」(2月12日、東京ビッグサイト)の参加サークル向けに販売する。
BOOK☆WALKERの個人出版支援サービス「BWインディーズ」ユーザー向け。
カードはクレジットカード大で、表に同人誌の表紙画像が、裏にダウンロード用のコードが印刷されている。コードを専用Webサイトに入力すると、BOOK☆WALKERのスマートフォンアプリやPCのWebブラウザで電子書籍を読める。コードの有効期限は1年間。
ねこのしっぽのWebサイトで印刷を発注し、オプションメニューから「BWインディーズカード」を選べば、印刷された同人誌と一緒にカードが届く。電子版は印刷用原稿から作成され、BOOK☆WALKERストア上にアップロードされる仕組みだ。
カードの発行手数料は2000円。発行価格は枚数によって異なり、25枚で1500円から。カード販売で得た売り上げはすべて売り上げた本人に入る。電子書籍はBOOK☆WALKERストア上でも販売され、販売価格の50%が作者の取り分になる。
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