米大統領の公式Twitterアカウント移行ミスで56万人が意図せずトランプ氏をフォロー(修正済み)
Twitterの米大統領公式アカウント「@POTUS」のバラク・オバマ氏からドナルド・トランプ氏への移行にミスがあり、約56万人が意図せずトランプ氏のアカウントをフォローしてしまった。数時間後に問題は解決され、ジャック・ドーシーCEOが調査結果を報告、謝罪した。
ドナルド・トランプ氏が1月20日(現地時間)の就任式で正式な第45代米国大統領に就任し、ホワイトハウス(連邦政府)の公式Webサイトや大統領のSNS関連の公式アカウントも新政権に移行した。
ところが、Twitterアカウント「@POTUS」の移行プロセスに問題があり、約56万人が意図せずトランプ氏をフォローしてしまった。ユーザーからの苦情を受けてTwitter Supportのアカウントが20日の午後7時過ぎに「@PUTUSフォロワーの移行で問題が発生したことを確認し、調査中です」とツイートした。
その約9時間後に「問題を解決した」とツイートした。約15時間後に同社のジャック・ドーシーCEOが調査結果を自身の9連続ツイートで説明した。
@POTUS(President Of The United Statesの略)アカウントは、オバマ政権が2015年5月に開設した米大統領の公式アカウント。同政権は2016年10月、大統領の公式アカウントはTwitterを含めてすべて、次の政権に引き継ぐと発表した。
予定では、@POTUSのそれまでのフォロワーは米東部時間の1月20日正午に、@POTUSに加えて新しいオバマ氏の“前大統領公式アカウント”である「@POTUS44」も自動的にフォローすることになるはずだった(@POTUSのフォロー解除はされない)。
だが、切り替え予定時間前から@POTUS44をフォローしていたユーザーと、@POTUSのフォローを解除していたユーザーの両方が、@POTUSをフォローするようになってしまったとドーシー氏は説明した。
同氏は「この問題は約56万人に影響を与えた。これはミスであり、正しくないことであり、われわれの責任だ。謝罪する。言い訳はできない」とツイートした。
@POTUSのフォロワー数は、2016年10月末時点で1109万人だった。本稿執筆現在は1416万人になっている。@POTUS44のフォロワー数は1444万人だ。
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